ワウペダルのケースにミッドブースターを組み込んで
ブースト量をペダルでコントロール可能になりました。
エクスプレッションペダルでミッドブースターをコント
ロール出来ないかというお客様の声もあり、やってみる
事にしました。
別のペダルでコントロールするのも大変だし、希望の可変
抵抗値のもなかなか無いかと思うので、それならワウのケー
スに組み込めないかな?と思い制作してみました。
ブースト用の可変抵抗は250kのAカーブでワウ用だと同じ
ものが無くて色々探したら、ロングシャフトの可変抵抗
でありました。
ギヤも少しシャフト短めではあるものの、うまく入り、緩
み止めにホットボンドで固定しました。
組み合わせるケースについていたバータイプのギアが、角度
が真っすぐに近くなり、長すぎてケースの底に当たってギア
の角度が変わり外れてしまうトラブルがあったので、長い分
は切断しました。動作に問題ない範囲でいけました。
真ん中の黒い部分がギヤです。
白いのはギヤ用のグリスを塗ったものです。
今度はペダル部分にゴムシートを貼り付けてテストしたところ、
ペダルの重みで途中の位置で止めたら重みで下がって踏み込んだ
位置に勝手になってしまうというトラブルが・・・。
一番ペダルを上げた状態か、踏み込んだ状態かしか使えないので
は意味がない・・・。
シャフトとペダルの可動部の固定が部品の処理の関係で緩くて
シャフトが回らず、トルク調整が効いていなかったものです。
シャフトとペダルの可動部を接着剤で固定したところ、正常に
任意の位置で止められる様になりました。
ペダルの動作ですが、ワウと同じく、一杯踏み込んた位置で
スイッチでON/OFFします。
その位置でブーストのボリュームを最大側にすると、ONにした
瞬間にレベルも最大となってしまうと音圧が上がりOFFとの差が
あって演奏中の切り替えとしては使いづらいので、あえて踏み
込んだ位置で最小として、かかとで踏み上げた位置で最大とし
ました。逆にしてのテストもしましたが、ボリュームの効き方
としても、その方が自然でしたのでそちらにしました。
踏み込んで最大とするとペダルの動作とブーストの変化がうまく
シンクロせず、使い物にならない感じでした。
エリッククラプトンは手で回してブーストさせますが、ペダル
の動作でブーストされるという新しい感覚ですが、なかなか良い
かと思います。
従来の製品と比べると、ワウ用のケースやパーツを使用するので
価格的には高くなってしまいますが、他ではたぶん持っている人
はほとんどいないのではないかと思いますので、気になる方は是非
試してみてください☆
今回無塗装のを使いましたが、カラーバリエーションは何色かあり
ますので、また発売時に記載したいと思います。
下記に写真をまとめて掲載します。
ケース組み立て前
組み立て後
左側はボリュームつまみがあります。
右側はDC9Vジャックとバッファ回路ON/OFFスイッチです。
テスト中です。上にON時にLEDランプが点灯します。
この状態でブーストが全開となります。
この状態でブーストが最小となります。
Triple Rのロゴ入れてみました☆