フェンダーミッドブースター取付作業二作目

ミッドブースターの取付作業二作目の作業風景です。

※お客様には作業写真の掲載許可頂いております。

お預かりしたギターです。
フェンダーのストラトで弾き込んでおられ、良い感じのビンテージ感が出ていました。
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まず、お預かりした大切なギターの状態をチェックします。
ギターをお預かりする前に「弦は外しておいた方がいいですか?」と皆さん
作業の手間を考えて気を使って言って下さるのですが(ありがたい事ですね)
弦はそのまま張った状態でお願いしました。
弦高やネックの状態や、使用状態見るのには最適なんです。
プレイヤーの好みやクセも少し分かりますので。

チェックシートに記録するのは
傷や汚れの状態
ネックの反りの状態
最終フレットと12Fの弦高
1Fとナットの状態の確認(これは問題なければ記載していません)
電気系統の状態(不備あれば)今回はピックアップの
切替スイッチが接触不良でしたので、状態の良い
中古部品がありましたので無償で交換しました。
イマイチなら新品で交換のOKも頂いてましたが、
今回はこれでいくことにしました。
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作業開始です。
まず、弦を外してネックを取り外します。
各パーツも取り外します。
トリマーでザグリ加工する作業性の為です。
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ザグリ加工の位置決めをします。
今回よりトレーシングペーパーを使い、他のパーツとの干渉やザグリ位置の重複の無い様に慎重に確認します。
ストラトの場合、ジャックが斜めに入っているので、意外とこれがクセモノです。
お客様の大切なギターなので、失敗は許されないので一番気を使う作業なので慎重にやります。
 
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ボディに養生をします。
この上に全面を覆うサイズのテンプレートを置くのであまり分厚いのは適さないのでこんな感じです。
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ベニヤ板のテンプレートを設置しクランプで固定します。
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トリマーでザグっていきます。
テンプレートがあると楽です。
手先の感覚で掘っていけます。
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ザグり作業後
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電気系統作業前
写真にはないですが、ジャックの配線のハンダ付けがあまく、配線穴がほとんど埋まってなかったですが、ジャックはステレオジャックに交換するのでキッチリハンダしておきました。
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電気系統交換後
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基板取付
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作業完了後
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フレットの摩耗がかなりあるので、今回サービスで摺り合わせをしました。
作業前のフレット状態
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マスキングテープ処理
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フレット摺り合わせ
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摺り合わせ完了
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作業完了後 前面
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作業完了後 裏面
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kennii guitarsのオリジナル仕様としまして、ミッドブースター回路のバイパススイッチを増設してあります。
これにより、ノーマル状態(パッシブ)とミッドブースター回路(アクティブ)の両方を使い分ける事が出来て、電池が切れてもノーマル回路は使用可能です。

音はストラトの繊細な音にミッドブーストをかける事により太くパワフルな
音になります。ギターソロに最適で、ストラト一本でオールマイティに使える
ギターになります。

ミッドブースターの取付のご注文は下記ホームページ及びヤフオクにて
受け付けております。

kennii guitars HP
http://kenniiguitars.com/

ヤフオク店
http://rating2.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=kenniidc5

Fender純正ミッドブースター取付加工 第一号の作業終わりました

ミッドブースター取付作業をお客さんのギターの加工依頼という形で請けるのは
今回が初めてで第一号となる記念すべき作業でした。

販売用として仕入れたギターに取付して販売というのは、過去にやっているので
すが、今回のはお預かりした大切なギターだけに失敗出来ないというプレッシャー
がすごくありました。
なので、いつもよりもかなりじっくり慎重に作業しました。

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まずは、ザグり作業のテンプレートを作成しました。

今までは、テンプレート無しでやっていましたが、仕上がりを綺麗にするには
テンプレートあった方が良いし、今後も同じ穴を掘るのに楽なのでべニア板を
使って作成する事にしました。

基板を入れる位置と、バッテリーボックスを入れる位置の計2か所分です。

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今回取付するのは、このストラトです♪
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パーツを外していきます。
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それではザクり作業開始です。まずは基板用のザクりです。
養生していきます。
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テンプレートを載せてトリマーで掘っていきます。
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ザグりをするのはトリマーという機械を使用します。

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トリマーのビット(刃)です。これが高速回転します。
気を付けないと結構危ないです。
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ザグり完了です。
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裏面のバッテリーボックスのザグり作業完了です。
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それでは部品取付作業です。
今回取付するパーツです。フェンダー純正のミッドブースター回路のキットです。
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基板の埋め込む位置に絶縁テープ処理します。
ビニールテープを直接だと貼り付きにくいので、先にマスキングテープを貼っています。
その上にビニールテープを貼ったところです。
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基板を埋め込みました。
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配線作業中です。
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フェルナンデス製のバッテリーボックスを埋め込みました。
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完成しました♪サウンドチェックも良好です♪
ミニスイッチでミッドブースト回路をバイパスできるので、取付前のノーマルの状態と
ONのパワーが上がった状態とブーストツマミを回して中域をブーストさせたサウンドが
楽しめます。
お渡ししたところ気に入って頂けた様で良かったです♪
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ミッドブースターやその他アクティブ回路の取付作業はこちらで受付しております。
ホームページ kennii guitars http://www.kenniiguitars.com/
ヤフオク http://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/kenniidc5